鹿児島に来て
韓国全羅北道庁自治体職員協力交流研修員 崔 洪烈(チェ ホンヨル)
こんにちは!
私は韓国全羅北道から参りました崔 洪烈と申します。今年5月26日に日本に着きまして,7月初旬まで佐賀県にある研修施設で日本語研修を受け,7月10日から来年2月初旬まで,鹿児島県庁で業務研修を受けることになっております。経済大国である日本に来て,自分の業務に関する研修を受けられることを光栄に思います。
私は現在,韓国全羅北道庁投資通商課に所属しております。約20年前,全羅北道沃溝郡庁の公務員として働き始め,今まで総務,予算,税制,経済などの業務を担当してきました。
家族は妻,娘一人,息子二人がおり,妻は専業主婦,娘は高校二年生,息子二人は中学生と小学生です。豊かな生活とは言えないまでも,円満な家庭生活を送っております。
日本に来て最初は,食べ物,文化,気候や言葉の違いにより多少苦労もありましたが,関係機関や職員の方々の親切で暖かい配慮により,今では日常生活にも慣れ,安定した生活を送っています。
9月には鹿児島県商工政策課で研修しましたが,商工会議所,貿易協会など多くの経済関連団体及び企業などを訪問・見学する機会を得ました。その度に各機関の方々から優しい心配りをいただき,心から感謝しております。
商工政策課での研修後は,同じ経済部署である工業振興課,中小企業課,観光課でも研修を受けることになっております。
鹿児島は自然が豊かで,街がきれいに整備されている美しいところだと思います。鬱蒼とした森の木々,至る所に広がる青い海,街を飾る椰子の木など,南国の趣に溢れています。優しくて親切な人々はいつもまわりに迷惑をかけないよう配慮し,余裕を持って自分の生活を楽しんでいるように見えます。特に,「すみません」「ありがとうございます」などの言葉をよく口にするにこやかな姿が印象に残ります。
鹿児島は地理的に日本本土の最南端に位置し,海と面しており,韓国や中国まで飛行機で1~2時間くらいで行けるなど,東南アジアへの進出にとても有利な地域で,この地理的な利点を生かせば,ますます発展できるものと期待しています。
最後に,全羅北道と鹿児島県は両道・県の発展のための友好協力に関する共同宣言に調印して以来,各分野での交流事業を活発に行っています。何よりも,経済部門に関する事業がより活発になり,世界の中心に位置付けられる両道・県になればと思います。
私もこれから頑張って,日本の文化や知識を学び,微力ながら自国での仕事に反映させていきたいと思います。皆さんどうぞよろしくお願いします。